学級づくり イチから学ぶ

会長つぶやき

いよいよ、新学期が始まります。

私は、毎日、無意識的に繰り返していることの中に、学級づくりの意味が潜んでいる。

最近、そんな風に感じています。

例えば、前会長、野中信行氏から学んだことの一つに、手紙等の配布時の声かけがあります。

配る人、次に送る人は「はい、どうぞ」と言い、受け取った人は「ありがとう」と言う。

たったこれだけのことですが、これは日常のあらゆることに通じると感じたのです。

例えば、妻に朝ご飯の支度をしてもらったら「ありがとう」、食べたら「ごちそうさま。おいしかったよ」の一言くらい言う(もちろん、家事は分担し、私もしばしば料理はするのですが)。そのようなことです。

名前を呼ばれても、返事すらしない。学級内にそのような状態を(担任が)つくってはならないのだと思います。もちろん、学級には様々な子がいます。5回名前を呼んでも1回くらいしか返事ができない子もあるいはいるかもしれません。それでもその1回を足がかりに、粘り強くできたことを認めていけば、次第に返事ができるかもしれません。

脳科学の進歩により、他者の行動を観察して真似る働きをする、ミラーニューロンなる脳の神経細胞があることがわかってきました。この神経細胞の発達が十分でないと、相手の感情を読み取ることができず、自身の感情を表すことも上手くできないのだと言います.生まれつきその働きが弱い子もいるわけで、返事ができないからといって即叱るのは、NGなのだと思います。

先日、校内の階段でAさんと出会いました。階段下にいるAさんに「おはようございます」と声をかけましたが、返答がありません。階段をAさんがのぼって私のいるところを通り過ぎるまで3,4回声をかけ続けました。ついに、私のいるところを通りすぎて、少し上の踊り場あたりに行ってしまいました。5秒くらい経った頃、Aさんは私の後方から小さな声で「おはようございます」と言ったのです。ふり返ってすぐに挨拶できたことをほめると、Aさんは、にこっと笑顔をみせました。

4月、手紙等の配布をどうするか・・・イチから日常を見直すことが大切なのかもしれません。

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